中村 崇 (なかむら たかし) 客員教授

1949年(昭和24年)福岡市生まれ。福岡県立修猷館高等学校を経て、1972年(昭和47年)九州大学工学部冶金学科卒業、同大学工学研究科修士、博士課程終了後、1977年(昭和52年)より九州工業大学講師、その後、1991年(平成3年)に同大学教授に就任、1998年(平成10年)東北大学素材工学研究所に移動、その後2001年(平成13年)組織変更により同大学多元物質科学研究所教授に就任、現在に至る。その間、2002年(平成14年)から2008年(平成20年)まで、東北大学多元物質科学研究所資源変換再生センター長を勤めた。
専門分野は、製錬工学、リサイクル工学である。銅、鉛、亜鉛などの非鉄製錬プロセスを中心とするリサイクルプロセスの物理化学的研究が中心であるが、長年、環境問題にも注力し幅広い研究を展開している。焼却炉における高温反応や金属リサイクル時におけるダイオキシン類を代表とするPOPsの解析に大きな貢献を行った。
そのほか非鉄資源関係のプロセス開発に関しては多くの研究実績がある。最近では、リサイクルの社会システムについても研究を進め、小型電子・電気機器回収試験を日本で初めて行い、それを基に2012年(平成24年)には小型電子機器のリサイクル促進に関する法律が制定された。2012年度(平成24年度)からは、文部科学省東北発素材先導プロジェクトにおいて希少元素高効率抽出拠点の拠点長を務めている。