柴山 敦 (しばやま あつし) 客員教授

1971年(昭和46年)福岡県生まれ。私立西南学院高等学校を経て、1994年(平成6年)九州大学工学部資源工学科を卒業。同大学大学院修士・博士課程へと進み、1999年(平成11年)、鉱物の粉砕と分離技術に関する研究で博士号を取得。その後、(株)クボタに就職し、主にリサイクルプラントの設計、装置開発の業務に従事した。2000年(平成12年)より秋田大学工学資源学部の助教に着任し、2003年(平成15年)に同大学助教授、2009年(平成21年)に同大学教授に就任。この間、2001年(平成13年)11月から3ヶ月間、オランダ国デルフト工科大学(Delft University of Technology)にて在外研究員として研究活動を行ったほか、2003年(平成15年)から2005年(平成17年)は秋田県工業技術センター主任研究員を兼務し、地域企業等との技術交流、研究開発業務に携わる。
専門分野は資源処理工学を中心とする鉱物処理、資源分離プロセスの開発であり、レアメタルを含む資源リサイクルの研究にも取り組んでいる。関連する分野には廃水処理や環境技術があり、2011年度(平成23年度)から、日本学術会議連携会員(材料工学委員会)を務めるほか、秋田大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長、2012年度(平成24年度)には秋田大学特別貢献教授の職を受けるなど精力的に研究活動を行っている。海外の資源や鉱山技術の調査歴が豊富であり、鉱物資源の生産技術にチャレンジ&イノベーションを芽吹かせるべく、資源処理技術の高度化について活発な研究を進めている。