山口 勉功 (やまぐち かつのり) 客員教授

1964年(昭和39年)宇都宮市生まれ。栃木県立宇都宮高等学校を経て、1987年(昭和62年)岩手大学工学部金属工学科を卒業、1989年(平成1年)東北大学大学院博士前期課程を修了。その後、東北大学選鉱製錬研究所(現・多元物質科学研究所)の助手、岩手大学工学部金属工学科の助手、助教授を経て、2007年(平成19年)から同大学教授に就任。この間、化合物半導体の高温熱量測定と化学熱力学に関する研究で、1995年(平成7年)に東北大学より博士号を取得。また、1999年(平成11年)に文部省在外研究員としてドイツ国アーヘン工科大学(University of Technology of Aachen)に1年間留学。
専門分野は、乾式非鉄製錬、高温物理化学、高温熱量測定。山口教授は、我が国を代表する乾式非鉄製錬と高温熱量測定の研究者である。また、国内の非鉄製錬、貴金属の企業が抱える課題の解決に、企業と共同してあたるともに、国際協力機構(JICA)と国際資源大学校の講師、資源・素材学会の教育担当理事として、国内外の非鉄金属製錬分野の後進の育成に従事している。
最近では、銅、鉛、亜鉛などのべースメタルの研究以外に、貴金属、レアアースの新しいリサイクルプロセスの開発も手掛けている。